CLIP CASTER
マルチチャンネルコントロールシステム
CLIP CASTERはSONY社製XDCAM Station及び、
PZW-4000などのビデオサーバーを
1つの操作画面にて
3台を同時に送出制御を行うコントロールシステムです。
スタジオサブでファイルサーバーシステムを構築し素材出しを行うには非常に高価なシステム機材を必要としますが、
ClipCasterを使用することにより、低価格でありながら、高機能な素材送出サーバーシステムを構築する事が可能です。
特徴
- 3台のXDSを一つの操作画面で同時に制御する事ができます。
- 記録されたクリップを放送順に並び替え、頭出し位置指定も簡単に行えます。
- ビデオサーバー(XDS)内のCLIPを番組毎にフォルダー管理し送出することができます。
- XDS内のクリップ(Internal/PD/SxS)を混在して並べて任意に選択して送出する事ができます。
- スイッチャタリーによるスタートやNEXT CHGの送出制御ができます。(GPIによるタリー連動送出機能)
- 3台のXDSを一つの操作画面で同時に制御する事ができます。
- 収録中のCLIPの任意の位置からの再生制御ができます。(ディレー送出制御可能)
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ビデオサーバーのCLIP管理を簡単に行う事ができます。
(クリップ切り出し、頭出し位置の自動設定、CLIP名変更/日本語対応、サムネイルの変更、)
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転送制御機能により機器間のCLIPのコピーが簡単に行えます。
(決められた時刻に素材サーバーからXDSへのファイルの自動転送を行うオプションもあります)
- 複数のCLIPをシームレスに連続再生制御が可能です。(ハイライト送出機能)
- 豊富なインターフェースによりスタジオシステムとの接続性の高いシステムです。
- 既設のVTRを使っての運用を大きく変える事無くファイルでの送出への移行を簡単に行う事ができます。
System Infomation
- ノートPC、ワークステーション等、スペースや運用に合わせて自在な機材構成でシステムを構築ができます。
- 豊富なインターフェースによりスタジオシステムとの接続性の高いシステムです。
- 弊社標準リモートコントローラと組み合わせる事により様々な運用が可能です。
3台同時制御画面
3台同時制御画面では3台のXDSを単独で送出する事が出来ます。
OAクリップは赤く表示され、NEXTクリップは緑に表示されます。
NEXTはマウスやタッチパネルで任意に選択する事ができます。
- ツールボタン、各種ステータス
- XDS 送出パネル(1台目)
- XDS 送出パネル(2台目)
- XDS 送出パネル(3台目)
表示モード
通常表示モードと拡大表示モードの表示を用意しています。
拡大表示モードではプレイリストとXDS内のクリップの一覧
を同時に確認する事ができます。
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E-2の拡大画面を表示しています。
(拡大表示モードの左側がプレイリスト、右側がXDS内のクリップ表示画面)
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XDS内のクリップの一覧からクリップを選択しプレイリストに登録し
直ぐに並べ替える事ができます。
プレイリスト編集
プレイリストに登録したクリップは2つの送出の方法があります。
- 任意に選択し送出する、若しくは並べ替えて順番に再生する。
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選択したクリップからEDLクリップを作る事によりシームレス再生
(ハイライト再生)する事ができます。
編集モードにてクリップを選択した後EDLボタンを押すと
EDLクリップが作成されシームレス再生(ハイライト送出)を行います。
XDSクリップ操作
XDS内のクリップの切り出し等の作業が簡単に行えます。
- 頭出し位置の設定(自動設定も行えます)
- ファイルのリネーム(日本語に対応しています)
- サムネイルの差し替え
※編集モードでタイトル変更やサムネイルの差し替えを行います。
※頭出し位置はクリップをプレイリストに登録する時に自動で設定されますが
変えたい場合は、頭出しをさせたい箇所を選びIN点登録ボタンで設定します。
(自動設定はTCでの指定か、ファイルの先頭からの時間指定からのどちらかを選択する事ができます。)
クリップ転送
PDやSXSに入っている素材のINTへの転送が簡単な操作で行う事が出来ます。
また、ネットワーク上のXDS素材の転送も簡単な操作で行う事が出来ます。
- ※クリップ転送ボタンにて転送先ウインドウを開き、転送先を決めて直ぐに転送が行えますので、PDへの保管や他のXDSやサーバーへの転送が即座に簡単に行う事ができます。
- ※特定のファイルサーバーを登録し、決められた時間にXDSへ素材を転送させるアプリ(オプション)もあります。
送出操作
XDSに記録されたファイルや転送されたファイル(INT/PD/SXS)を直接選択して送出する事ができます。
また、プレイリストに登録することによって並べた順番通りに送出を行う事ができます。
※左側プレイリスト画面、右側XDS CLIPリスト画面、を表示しています。
チャンネル毎にタブで切り替えられます。
収録操作
操作画面にて名前を付けて収録を行う事ができます。
また、収録中のファイルから収録を止めずにクリップを切り出し直ぐに送出する事もできます。
※収録中のCLIPの任意の位置をIN点としたクリップをプレイリストに登録できますのでディレー送出、収録中の緊急素材のポン出しが簡単に行えます。
番組
クリップの頭出し位置やプリロールの値の設定を番組毎に名前を付けて登録する事ができますので、番組毎に面倒な設定をし直さなくて済みます。
※頭出し位置、プリロール、ポストロールの値を番組毎に設定する事ができます。その値は送出直前に変更し送出することもできます。
番組
運用に合わせて多彩なコントロールオプションをそろえています。
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MKB-22(USBリモートコントローラ)
JOG/SHUTTLE・再生・収録操作が可能です。
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MDC-70(イーサー制御リモートコントローラ)
JOG/SHUTTLE・再生・収録操作、簡易編集
GPI オプション
GPIによる外部制御を可能にするシステムインターフェースオプションをそろえています。
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MCI-73
GPI/Oを12迄入出力出来ます。
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MCI-70
GPI/Oを16迄入出力出来ます。
仕様